ワークショップ”Game × Learning × job”開催報告

ゲーミング勉強会主催ワークショップ”Game × Learning × job”が、

6月11日に東京大学にて開催されました!

 

ワークショップ”Game × Learning × job”は、

「ゲーム×教育」の体験と、その普及のために行っている、

”Game × Learning × ???”という企画の第2回として開催されました。

 

今回のワークショップは、カレイドソリューションズの高橋さんをゲストとしてお招きし、

”パラダイス”というゲームをご提供いただいて開催されました。

 

簡単ではありますが、開催のご報告をしたいと思います。

福山が使用したスライドに関しましては、最下部でご覧になれます。

(高橋さんのスライドの一部も後日公開していただけるそうです)

 

0.登壇者紹介

早稲田大学の福山(プレゼン・司会担当)

Twitter:@fumituki85

 

東京大学大学院博士課程の池尻さん(運営担当)

Twitter:@ikejiriryohei

blog: http://www.i-timemachine.net/ikeblog/

 

カレイドソリューションズの高橋さん(ゲーム提供・ファシリテーター)

Twitter:@kojitakahashi

HP: http://www.kaleidosolutions.com/

 

が自己紹介をいたしました。

 

1.アイスブレーク

イデンティクという、お絵かきパーティーゲームでアイスブレーク。

フランスゲーム大賞を受賞したゲームだそうです。
3回戦行って、後半かなり熟達したチームもあって面白かったです。
かなり打ち解けた感じが伝わってきました。

2.プレゼンテーション:

”ビジネスゲームの歴史と学習観”というタイトルで、福山が話しました。
70年代には「ビジネスゲームを行う目的」は「学習成果」が主流であったのに、
00年代では、「経験の獲得」が主流になったという話を、
知識重視の学習観(導管モデル)から社会構成主義的な学習観への変容と捉えて解釈しました。

3.ゲーム体験
”パラダイス”の体験!
ある島の市場に新規参入する社長さんとして、もっとも資金を稼ぐことを目指します。
そこそこの売り上げが期待できる、デイ島と、ハイリスクハイリターンのナイ島
売り上げを決めるのはダイス勝負で、勝負を有利にするためにカードを購入したりします。
ゲームのキモは、公序良俗に反しない限りどんな交渉をしても良いよというルール。

果たして、どんな結果になるのでしょうか??


詳細はゲームの性質上書けませんが、

 

・勝利をちゃっかりかすめ取っていった人がいたグループ
・喧喧諤諤な交渉をしていたグループ
・独自ルールを導入したグループ

色々な結果・プロセスがありました。


4.リフレクション&ディスカッション

まずは個人で振り返りシートに記入し、その後グループで共有をしました。

その後、高橋さんから、「このゲームとは○○でした」→「ウソです」

というやりとりを通じての、ゲームの解釈は多様であるというお話。

 

研修講師によってゲームの使われ方の4分類のお話。

 

・ドラマ型

・ID(インストラクショナルデザイン)型

・経験学習型

・社会構成主義型

 

人が持つゲーム観は異なっているというお話などがありました。

 

ワタクシはこの頃、中原師匠のマネをして、リアルタイムラップアップ製作に挑戦!

(といっても、今日起きたことや出た話を盛り込んだ位ですが)

次に、各グループ1人ずつになるように、ディスカッションのグループを再編しました。

そして、新しいグループで自分のグループでおきたゲーム体験の共有と、
ゲーム観・ゲームの利用方法についてのディスカッション。
みんな、「自分のところで何が起きたのか、自分がどう考えたのかを語りたくて仕方ない! 」
という感じでした。パラダイスでの体験は強烈だったということが良くわかります。
ただ、あまりに話したいことが多すぎて、なかなかゲーム観の話には入れていない様子でした。

5.ラップアップ

高橋さんのお話やゲーム中に起きたことをを理論的に解釈するという位置づけで、

福山がお話させていただきました。

人事さんが指摘するゲームの利点と、
藤本先生のゲーム利用のメリットの対応。

ゲーム後の振り返りの原因帰属の話しと、
原因帰属理論(そのままですね)とマインドセットとの対応。

最後に、ゲームの可能性として、

ゲームでは現実から切り離されるため、

前提を見直すような学習が出来るのではないかということで、

”ダブルループ学習”・”変容学習”という理論について説明をして、

結びとさせていただきました。

 

+α.懇親会

 

ワークショップ終了後は本郷の焼鳥屋さんで懇親会を行いました。

7名の参加者の方にご参加いただき、10名で濃いコミュニケーションが行われました(笑)

懇親会が一番良かったというお声もいただきましたので、ご参加の際は懇親会までどうぞ!

 

最後に、

ファシリテーターとしてご参加いただいた毎日コミュニケーションズのSさん、

参加者の皆様に心より御礼を申し上げます。

特に遠路はるばるお越しくださった皆様(関西や東北の方もいました!)、お疲れ様でした。

 

次回のワークショップでまたお会いしましょう!

それでは。

 

 

下記に今回使用したプレゼン資料と、参考図書を載せておきます。

 

今回のアイスブレークのゲーム(Identik)

ダブルループ学習(ごく一部です)

マインドセット

導管モデルや社会構成主義をさわってみるなら

社会心理学を概観するなら(原因帰属など)

コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    buytadalafilonline (水曜日, 07 11月 2012 17:52)

    I intended to draft you this bit of remark in order to say thank you once again for the pretty guidelines you've documented here. It is quite strangely open-handed of you to present unhampered precisely what a lot of people could have made available as an electronic book to generate some cash for themselves, and in particular now that you could have tried it if you decided. Those good tips likewise served as a good way to recognize that some people have a similar dream the same as my personal own to understand a whole lot more concerning this condition. I am sure there are lots of more fun periods ahead for many who take a look at your website.